2011/10/15
東北に冬が近づいてきた。
僕たちが生活の拠点にしている場所にもストーブに火がはいるようになった。
ストーブに手をかざしながら想像する。
(仮設にいるあのお母さんは暖まっているだろうか?)
息子が軽い障がいをもっていて、お母さん自身も障がいがある。息子さんを送った時に出てきたお母さんと立ち話になり、途中から涙をポロポロ流しながら話をしてくれた。
仮設が不便なところにあるのでそう簡単に買い物には行けない。壁が薄いので息子とヒソヒソはなし、まわりに迷惑がかからないようにしている。コタツを買うかストーブを買うか。ストーブは暖まるけど、どうせ灯油を買いに行けない。
不安や悩みが次から次へと吹き出してきた。
たいした答えを持っていなかった僕は「また来ますよ」と言って2人と別れた。
今日はどんなふうに暮らしているだろうか?しっかり食べているだろうか?寒くないだろうか?
来週また訪ねる予定だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿