2011年8月28日(日)
気仙沼の町をふらりと歩いてみた。車で移動することが多かったので歩いてみると新鮮だった。
わかってはいたことだけど津波は容赦なく町全体に襲いかかっている。日曜日だというのに人は歩いていない。
静かな町の中を歩いていると「いちまる」という笹蒲屋さんがオープンしていた。
「木曜日(3日前)にようやくオープンしました。機械も水に浸かったけど、掃除して動かしたら何とか動いたので、やれって事なんですねー」
以前に比べたら作っている種類は少なくなったらしいけど、商品がショーケースの中に丁寧に並べられていた。
「何かやんないと生きていけないし、待っている人がいるからやるしかないです!」
力強い言葉を聞いて『厚焼き笹蒲』を買った。
誰もいない町を歩きながら笹蒲をほおばると、これを「待ち望んでいる人」は確かにいるだろうなと思った。
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